
上下に長方形のものさしがあるGURPS Range Ruler。中央に使い方が解説されている。
GURPS Range Ruler (ガープス・レンジ・ルーラー) とは、Warehouse 23で無料でダウンロードできる、ガープス第4版対応の、上級戦闘 (tactical combat) によるヘクスを用いた戦闘で使用する距離などの修正の計算を用意にした紙製のものさし。
作成方法[]
PDFでダウンロード後、紙に印刷してRange Rulerとして使用する2箇所のものさしとなる長方形部分を鋏で切り取る。切り取った2枚の長方形に印刷されている中央の点線に沿って山折りになるよう半分に折ればRange Rulerのできあがり。
長さの単位[]
距離などに使われている長さの単位はヤード・ポンド法に従ってヤードで記述されているが、Metric Conversionsのルールに従って1y (ヤード) = 1メートル 、1' (フィート) = 30cm、 1 (インチ) = 2.5cm とGame Metricに置き換えれば難なく使うことができる。
Range Ruler の利点[]
空を飛ぶ敵との距離を計算するには、本格的に行う場合は、空を飛んでいる敵の地面からの高さと、自分のPCから敵までの地上での距離とをそれぞれ2乗してから加算後、その値の平方根を計算する必要があった。
Range Ruler を使うと、ピタゴラスの定理 (三平方の定理) の計算をしなくても、空を飛ぶ敵との距離の測定も容易になる。
標的の速度や、標的の身体が1ヘクスを上回る場合などのサイズ修正も加味して計算できるようになっている。
Range Rulerは1面は10ヤード (メートル) までしか計算できないが、裏面にひっくり返すと20ヤード (メートル) 遠くにいる敵までの距離修正を計算することができる。1枚のPDFで2枚分のRange Rulerを印刷できるので、10メートルを超える敵を相手にする場合は、2枚のRange Ruler を繋ぎ合わせると良い。
20メートル以上30メートル以下の敵に対応したい場合は、このRange Rulerをもう一枚印刷して、3枚のものさしをつなぎ合わせてサイズ修正と距離修正±7として計算することができる。さらにRanger Rulerのものさしを追加してそれ以上の距離の計算はできるが、その場合は、『ガープス・ベーシック【第4版】キャンペーン』p.203 (523) の「サイズ・速度/距離表」を参照する必要がある。そこまでやることもできるが、実際に行うとテーブルからはみ出してしまうだろう。
外部リンク[]
- GURPS Range Ruler - Warehouse 23にある公式サイト。